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尾張屋
イメージ  創業は幕末。万延元年から慶応元年の間としか分かりません。店名の『尾張屋』は、初代がお世話になっていました新門辰五郎親方に付けていただいたもので、尾が張るように勢いよくめでたい名前です。
(名古屋とは、全く関係がありません。)

 創業以来、浅草の街とともに商売してまいりました。大政奉還、上野戦争、関東大震災、東京大空襲、東日本大震災など、数々の災害を乗り越え、私で5代目になります。
 毎日挽く最高級の国産蕎麦粉、かつお100パーセントのだし、四日市で作らせる特注ごま油など、素材には常にこだわり続けております。

お品書き (他にも、種物、丼、一品料理など多数ございます)
・もりそば 750円
・おろし蕎麦 1,100円
・天せいろ 1,200円
・天ぷらそば 1,700円
・天丼(お吸い物、香の物付) 1,800円
・季節の変わり蕎麦 1,300円
店主から一言
 浅草という土地柄、観光客の方も多くみえます。最近では外国人も多く訪れて、各国語が飛び交うことも。時代が変わっても、守っていかなければならないのは、やはり地元のお客様だと思います。
 お蕎麦は日常食。味だけでなく、毎日食べられる、量とそれに見合った値段でなければならないと教えられて来ました。あらゆる材料が高騰している昨今、難しいことではありますが、なんとかやりくりしておりますのは、やはり毎日みえる「おなじみさん」あってのことです。

 2011年3月11日のあの日、浅草は人的被害こそありませんでしたが、観光の街としての被害は甚大なものでした。3月でしたので日が暮れるのは早く、ライトアップのない雷門は真っ暗になり、観光客のいなくなった仲見世は早々と店を閉め、まるで浅草はゴーストタウンのようになりました。雷門通りのアーケードも電気を消して真っ暗、多くのお店も昼だけの営業に。

 尾張屋も、当日はもちろん店を閉めましたが、幸いに丼ひとつ欠けたくらいで建物に被害はなく、翌日は6時まで、そして、3日目からは、フル営業に踏み切りました。背中を押してくれたのは、古くからのお客様とふだん通りに働いてくれた店の者たちでした。
 開けておきますと、真っ暗な通りを尾張屋目指して多くのお客様がみえます。売上はもちろん落ちましたが、店をやっていてよかった、と思えた時でした。同時に、尾張屋にこんなにたくさんの「おなじみさん」がいらっしゃる、どんなことがあっても裏切ってはいけない、と決意を新たにしました。ただいま修行中の6代目にもこうした私の経験をしっかり伝えてゆきたいと思っています。
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店名 尾張屋
電話番号 03-3841-8780
住所 本店:東京都台東区浅草1-7-1
支店:東京都台東区浅草1-1-3
営業時間 11:30〜20:30
定休日 本店:毎週金曜 支店:毎週水曜
客席数 本店:68席 支店:78席
ホームページ ぐるなび等
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